お待たせ致しマシタ!!moderato企画、「気になるヒト。」の栄えある第一号にお呼びしたのは、切り絵作家・Tan2.net主催・女優などの多彩なジャンルで活動しているタンタンでゴザイマッス!
なかなかなヴォリュームになっておりますので、腹くくってご覧下され!!
2005年、7月。タンタンと都内某所のCaffeでお茶。
<<前編>>
丘崎: 楽しかったね〜。
タンタン:うん。
丘崎: やっぱ、アートは良いわあ〜。なんか、アート作品だとか、アーティストだとか、理屈ナシに好きだわワタシ。あ、だからタンタンもスキよ〜!(笑)
タンタン:(どもり)あ、ありがとう。(照れ)
実は丘崎の所属劇団BQMAPのお手伝いに来てくれるアーティスト尾形陽子氏(通称オガコ)のアート展を見てからやって来たのデス。
気になる方は、関連ブログ「藍色の糸 銀色の砂」@〜D(moderato日記ナリ。7/11)をご覧下さい。
丘崎: ちゃっかり、アート作品の中で写メってきちゃったね。
タンタン:まあ、ヒト少なかったし。
丘崎: デタ!超ポジティブ型マイペースっ!!って、ワタシもヒトのこと言えないケドさ(笑)。
まあまあ、それでは本日の本題に入りますか!
まず、人並みにご挨拶。本日はお越しいただいて、有難うございマシタ!
タンタン:いえ、こちらこそ。私、人の事をフューチャーして紹介する側になることは良くあるけど、自分がクローズアップされる側ってそんなにないから、有難い!
丘崎: イヤダ、なんかタンタンに改まれると、くすぐったいカンジがするねえ(笑)。
でも、実は私とタンタンの付き合いもけっこう長くなってきたよね・・・。
ータンタンと丘崎の出逢い?ー
タンタン:そうそう。初めて共演したのが劇団アクメの『交響曲』だったよ。
丘崎: 確か2001年だったから・・・、ぎゃ〜、4年前か・・・!そんなに経っていた〜!!ちょっと衝撃・・・。
タンタン:あ、でも、その前に、面識もないのに、いきなり杏さんに声かけられた事あったよね。
丘崎: あった、あった!!日頃は人見知りな癖にね(笑)。あれは宇宙レコードの公演の時だなあ。
タンタン:そうそう、私、切り絵でいつも参加させてもらってるけど、その時は、なんかちょっと舞台上に上がったりもしてた。
丘崎: 実はずうっとチラシのセンスが良くって劇団アクメって気になっていたから、予定が合わせられた時にふらっと観に行ったんだよね。で、やっぱり期待通りとてもセンスの良い舞台でサ。で、出演している女性達がミンナ美しいな〜って思ってたんだけど、そこにタンタンが出てた!
タンタン:私も美女軍団に入れてもらえたんだ(笑)。
丘崎: ワタシ的には、タンタンはずっと白樺の妖精ですから〜(笑)。
タンタン:いつも杏さんそう言うよね。
丘崎: タンタンは色白で色素の薄いスラッとした容姿に、恐ろしくギャップのある低音のツヤのある声が印象的なんだよねえ。それで、宇宙レコードに行ったら、この間の舞台で観た女優サンがいる〜!と思って、何となく運命感じてイキナリ話しかけた。
「この間、アクメでてましたよね?」って。
タンタン:イキナリだなあ。
丘崎: いや、タンタンの方が人間的にはもっとイキナリなこと多いから。ワタシ以上に激しくマイペースな事に、常々激しく感銘受けているモン。
タンタン:え〜、ちゃんと考えてるよ、人の事とか。
丘崎: ていうか、さっきここに来るまでにヒラメイタ。ピンと来た。タンタンって、中村玉緒サン的なんだよね。
タンタン:え〜っ!!違うよ。
丘崎: タマオさんだよ!?あのヒト、スゴイヒトだよ!?だって、あの勝新の妻が務まったヒトだよ。肝据わってると思うけどなあ。しかも、女優っていう一芸に秀でて、後はボケボケみたいな、能力の偏りとか、ミンナに愛される天然ぶりでも本人は真剣みたいなところとか、そっくりだけどなあ。それに、タマオさんって、若い頃は超美人だったんだよ〜。
タンタン:そうか。確かに私も、切り絵は真剣だ。(納得した様子)
丘崎: 何のかんのと言って、その後、いろいろ一緒にやっているよね。タンタン主催のイベントにも結構呼んでもらったりしてサ。ワタシ、あの『子羊たちは蚊帳の中展』(右写真)の蚊帳、すっごく好きだったなあ。
幻想的で。あの蚊帳にも、タンタンの切り絵が施してあってサ。
でも、ああいうアート空間の中で、素敵な衣装を身にまとって朗読できるって言うのはなかなか幸せな体験だったなあ。
タンタン:ホント?
ーTan2ワークショップ?ー
丘崎: ホントホント。そういえば、タンタン最近朗読にハマッているよね。
タンタン:そうそう!Tan2.netでも、朗読ワークショップ始めたから、杏さんも来てよ。
丘崎: あ、面白そう、行こうっと。って、誰でも参加できるの?
タンタン:ああ、もちろん。
丘崎: 趣味で学生とか主婦とか社会人とかでも良いの?
タンタン:歓迎です。
丘崎: だって〜。ミナサマ、朗読に興味があったら、Tan2へGO!
タンタン:宣伝、有難うございます。
丘崎: いえいえ。
タンタン:でも、私が朗読の先生であるわけではないし、そういう講師の方を呼んでいるだけでなく、ただ、おのおのが、おのおのの感じたままに、好きな様に朗読してもらっているので。
丘崎: タンタンらしいね。肩肘張らないカンジで良いよ。サスガ、脱力系!
タンタン:だから、ちゃんとしてるって、私。
丘崎: (笑)。涼子さんもダンスWSしているのでしょう?それは、スケジュール空いたら是非とも行きたいな!!『I`ll』(2005.1)では、お世話になった!スゴクね、踊りの先生って、自分が同じ動きを自分の体で体現するに当たって、取り込みやすい相性、みたいなのがあるんだけど、涼子さんとは、それが抜群に良かった!
タンタン:そうなんだ。
丘崎: うん。しかも、涼子さんにも、こんなに自分に近い動きをしたコはいなかったってホメられて、本当に嬉しかったなあ。BQ公演の『イカロスの宇宙』での翼たちの動きにも、その前ので取り入れた涼子さんの独特の柔らかい動きが、如何なく生かされてるのサ!
タンタン:ああ、そうだ、杏さん振り付けしたんだっけ。
丘崎: そうそう。でも、涼子さんからインスパイアされた動きのイメージをそのままシフトさせたから、翼の動きのイメージには困らなかったなあ。振り付けそのものは、何度か煮詰まったけど(笑)。
タンタン:私、涼子さんの優しい教え方が好きなんだよね。しかも、踊りの表現が豊かで役者向きだと思う。
丘崎: タンタンいつも涼子さんの事を「優しい」って言うよね。
タンタン:うん。私、褒められて伸びるタイプだから!
丘崎: そ、そうか〜そういうことか〜(笑)。やはり、マイペースな理由(笑)。確かにタンタン、厳しくされるのとか苦手そうだモンね。
タンタン:自分で自分を追い込む分にはいいんだよ、切り絵の作品創りとか。ただ、人に強制されのって嫌じゃない?なんかヤル気無くす。
ータンタン、留学?−
丘崎: おっと出ました!帰国子女的発言!!あれ、確かタンタン、高校の時に行ってたんだっけ?
タンタン:1年間は日本の高校(東洋英和女学院)に通って、その後3年間、アメリカ・ペンシルバニアのハイスクールに留学してた。
丘崎: 切り絵って、留学の前からやってたの?
タンタン:うん、中二くらいからかな。その時に流行っていた少年漫画を切り絵で切って友達にあげてた。
丘崎: なんか、タンタンと少年漫画ってイメージ合わないなあ。ワタシの中じゃあ、白樺の妖精だからさ(笑)。でも、ということは、切り絵で友達増やしてた、みたいな感じ?
タンタン:いや、日本にいるときは、友達がいて、切り絵はオマケみたいなモノだった。アメリカ行ってから、そういうことが友達作るツールになるんだ、って実感した。
丘崎: へえ、面白そう、聞きたい聞きたい!
タンタン:留学当初は言葉も上手く通じないからさ、何かできると、それが仲良くなれるきっかけになったりするんだよね。
丘崎: うんうん、いいよね、そういうのって!しかも、切り絵なんて、日本の伝統文化ってカンジするし!
タンタン:いや、その時は切り絵っていうより絵だったんだな。日本人って、まあ、ある程度ミンナ絵くらい書けるじゃあない。それほど下手なヒトいないっていうか。そこそこうまいヒト多いっていうか。
丘崎: ああ、確かに、クラスに最低5人は絵のうまい子っていたかも。BQだって、郁さんに、明神、土屋、知桐って、絵のウマイ人宝庫だし。
タンタン:アメリカの人ってね、ビックリするくらい、本当にビックリするくらいに絵がヘタクソっていう人がいるのよ。それも、沢山。
丘崎: へえ〜、ストリートで描いている人が多い印象だから、何だか意外。
タンタン:切り絵はね、とにかく見た事無い人多くて、反応的には「これは何?」って感じだった。
丘崎: 絵の方が分かりやすくてウケが良かったってコトか。
タンタン:結構、いろいろな人の似顔絵かいてね、ちょっとしたお小遣い稼ぎしてたよ(笑)。
丘崎: へえ〜、すごいねえ。芸は身を助く!
タンタン:実際ね、アメリカなんかだと、友達作りたくてスモーキング(喫煙ね。)始める子が多くてね。アメリカって、親のパーミッション(許可)があれば、若くてもスモーキングOKなのよ。だけど、私はタバコ繋がりじゃなくて、絵で友達作る!ってさ。
タンタン:絵とか切り絵って言葉が通じなくても友達を作れる、国境を越えるって事を実感した。
丘崎: いやだ、ちょっと、いつになくカッコイイじゃん、タンタン!!
タンタン:なんか、そう言われると照れるね・・・(笑)。
ー女優・切り絵作家活動。2足のわらじー
丘崎: けっこう知り合って経つのに、まだまだいろいろタンタンのこと知らないんだなあ〜、ワタシ。
ワタシがタンタンと出逢った時は女優だったじゃない?出会う前から、イロイロなチラシの折込で、切り絵作家タンタンの存在はしていたけどさ。いつくらいからその活動を始めたの?どっちが先?
タンタン:アメリカにいた時に、演劇クラブにいてね、日本に戻ってきた時すぐに、切り絵作家&役者をやろう、って決めた。けど、そこからの活動そのものとしては、役者の方がスタートは早かったなあ。
丘崎: 最近のタンタンは、朗読とかはしているけど、ちょっと役者活動が寂しいカンジじゃない?
タンタン:しばらく役者は休業しようと思って。
丘崎: え、なんで?知らなかった。
タンタン:ある時、自分の中で役者に限界感じて。
丘崎: どんな風に?
タンタン:自分って、人間的に人とのキャッチボールが足りないっていうか、あまり得意じゃない。
丘崎: あ、確かに(笑)。そこがワタシ同じ臭いする、このヒト!って思ったトコロかも(笑)。
タンタン:でも、お芝居に必要じゃない?キャッチボール。でも、もともと自分に足りないものをムリヤリやっても、上達しない。演技の技術はワークショップなんかに通って上手くなったとしても、日頃から人と人のやり取りを、生できちんと出来てなければ、役者として限界だなって・・・。
丘崎: おそろしくマイペースに見えるけど、そういう事に気づいたんだ、タンタン。ちょっと意外。
タンタン:いや、もう、ある時気づいてしまった瞬間の衝撃は凄かったよ。気づいた瞬間、ガラガラガラ・・・みたいな。
丘崎: そうかー・・・。欠点が同種の人間としては、耳が痛い・・・。そこの部分って、ホント日々、日常から鍛錬するしかナイっていうか。アタシの場合、あえて自分の得意分野じゃないところにとどまって、傷口に塩すり込んででも、克服しようとしてるカンジが近いなあ。単なるマゾかも、アタシ。芝居のダメ出しって、自分がヒトとしてダメなトコロがモロに出ちゃうこと多いから、まさに、人生ダメ出し。いろんな意味でキッツイよね(笑)。
しかも、ワタシの場合、何かやる時の途中の修行!とか成長していくための模索とかの過程が好きで、それに一生懸命になっちゃうんだよなあ。
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