<<後編>>

 丘崎:  ところでね、略してタンツー、タンツーって言っちゃうけど、Tan2.net.(タンツーどっとネット)って、どういう団体なの?Tan2と結構付き合いあるから、何となくワタシ自身は分かっているような気がするのね。でも、Tan2でなにかやらせてもらう時に、ヒトに聞かれるじゃない?「タンツーって何?」って。するとね、意外とちゃんと答えるの、難しいのよ。で、「う、うんと、切り絵作家のタンタンの団体」という、至極アバウトな返答を返しちゃうわけ。
 タンタン:う〜ん・・・、わからないわ。
 丘崎:  え〜っ!!タ、タンタン!?そ、それはちょっと・・・!?
 タンタン:ああ、ゴメンゴメン(笑)。でも、Tan2のスタッフも含めて、みんなちゃんと説明してって言われてできるヒト、ていうか、ちゃんと理解しているヒトいないと思うんだよね。
 丘崎:  あ、団体として模索中な感じ?
 タンタン:ああ、そうなのかも。言葉でまとめて言ってしまえば、「イベント企画任意団体」っていう単語で片付けられてしまうんだけど・・・。
 丘崎:  それだけじゃあ、おさまらないんだよね?というか、それで片付けてしまいたくない、というか。きっと、タンタンの中で。
 タンタン:そうそう。
 丘崎:  じゃあ、その辺は徐々に探っていくとして、Tan2の成り立ちのきっかけは?ココまで読んでくれた方達はミンナうすうす思っていると思うけど、タンタンて、完全に個人主義的パーソナリティーじゃない?だから、個人でやっていて全く不思議が無いんだけど、団体でやっているんだよね、しかも主宰で。
 タンタン:始めはね、自分が何かをやる時は自分ひとりでやっていたんだよね。で、時期に今もTan2で、制作として関わっているおひげサンと組んでやるようになって。
 丘崎:  おひげサンは制作をバックアップするような感じかしら?
 タンタン:そう。ちょうど、「ビバ!真夏のアートフェスティバル展」(イベント・グループ展/@表参道アートスペースリビーナ)のあたりかなあ。
 丘崎:  ああ、あの辺りがそうだったんだ〜!現在富士山アネットの衣装パフォーマー山下和美ちゃんのパフォーマンスにタンタンと出たのを思い出す(笑)。山ちょ作成の衣装、可愛かったなあ〜!
 タンタン:あの頃、おひげサンも自分の仕事がさほど忙しくなかったから、かなり手伝ってくれて。
 丘崎:  そっかあ。
 タンタン:で、そのあとポツポツとスタッフが増えていった。
 丘崎:  女の子、多いよね。Tan2の飲み会にたまに参加させてもらうと、ちょっと透明感漂っているもん。でも、日頃タンタンについて回ってもりもり活動しているのは、男の子だから日頃はそんな雰囲気は残念ながら漂っていない(笑)。なんかね、でも、Tan2は自由なイメージ。タンタンが威張っているわけでもないし、ミンナ自然にそこにいる感じ。
 タンタン:うん。自由だね。ワタシがやりたい!っておもう企画に関しては絶対にやるけど、それに対して、メンバーが絶対に関わらなければならないわけでもなく、自分の出来る範囲内で関わってくれれば良い。で、他のメンバーが、これはやりたい!!って思った事についても、その人が主導でやって良い。今度フジタ君が打ち水企画やるんだけど、これなんて、あぐらかいてみていればいいやって気楽な気分だから、ホント楽しいよ。
 (*注:インタヴュー時では、打ち水がまだ企画段階でした。その後、フジタシンヤ主導の打ち水大作戦は、愛・地球博など数々のイベントをこなし、大盛況・大成功を収めました!)
 丘崎:  自分がやる時は絶対やるけど、メンバーがほかの事をやりたい時も使って良い団体、って事ね、そりゃ自由だわ。
 タンタン:うん。何と言うか、Tan2メンバーみんなの共有財産的というか。
 丘崎:  で、関われない時は関わらないのもアリなんだもんね。
 タンタン:そうそう、無理強いしても良い結果は生まれないと思うし。そのかわり、関わるからには、責任を持って欲しい、というのはある。
 丘崎:  自由に責任はつきものだものね。そこを踏み違えるとゆるゆるになっちゃう。ところで、タンタンが、絶対やるって思い立つのは、どうゆう事?
 タンタン:ワタシにとっては、自分の世界観の発表かなあ?
 丘崎:  世界観。なるほどね。
 タンタン:この、世界観の泉みたいなモノがあって、それがたまらないと発表に辿り着けない。たまるまでに、1年くらいかかることもある。
 丘崎:  いわゆる充電期間だね。じゃあ、今度は、Tan2って何?というより、タンタンにとって、Tan2ってどういう場?
 タンタン:自分が、コレをやりたい!っていうことを実現させるための場である事はもちろんだけど、それ以外にも、自分にとってすごく重要な学びの場になっていると思う。
 丘崎:  何を学ぶの?
 タンタン:(笑)。さっき、ダメだって言っていた、ヒトとのやり取り。
 丘崎:  (笑)!!なるほど!!そりゃ、重要だ(笑)!いや、ワタシも得意ジャンルじゃないから、良く分かるよ、それ!!
 タンタン:ちゃんと、自覚してるんデス、ワタシも。劇団みたいな集団だと、役者である事が基本だから、どうしてもエゴの固まりになっちゃうんじゃあないかなあ〜、自分、見たいなイメージがある。でも、自分で団体を持って主宰していくと、自分の事だけじゃなくて、メンバーのことも考える。ヒトとのやり取りについて、積極的に学ぼうとする。そうしたら、結果として役者としての力量もUpするんじゃないかな〜、みたいな。
 丘崎:  そうだよね、役者として苦手な分野って、もはや人生を送りながら直していってナンボみたいなところ、あるものね。じゃあ、やっぱり、役者復活する気は、最終的にはバリバリにあるんだね。
 タンタン:うん。辞めたって訳ではないから。
 丘崎:  なんのかんのと、長々と話し聞いちゃったね。楽しかった、有難う!意外な話も沢山聞けたし、もちろん、ああやっぱり、みたいなのもあったけど。
 タンタン:こちらこそ有難う、初ゲスト(?)で、緊張した。
 丘崎:  いろいろ話を聞いて、タンタンにはTan2が必要だし、すごく良い場になっているんだなって再認識。また何か面白い事あったらやろうね!
 タンタン:うん、やろう。


   タンタン、長いインタヴューに付き合ってくれて、有難う、そして、UPが遅々としていてゴメンナサイ。
   ココまでお付き合いいただいて読み進めてくださったミナサマ、有難うございました!
   気になるヒト。第二弾も、こうご期待デス!
 
    

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